08/29 (Sun) ｢新幹線に乗る｣

私が生まれたとき、私の家族は母方の実家に住んでいた。

父はいわゆるマスオさんだった。

割と大きな家で、母方の一族の本家であった。

名古屋弁なのかなんなのか、本家と書いて「ホンヤ」と呼んでいた。

敷地内には母の兄にあたるヒデおじさんが経営する喫茶店と住居もあった。

夕飯は各世帯の全員が集まり、おじいちゃんを中心に食卓を囲んでいた。

おじいちゃんが他界して、小学４年からは父が建てたマイホームへ移り住んだが、本家にはヒデおじさんの喫茶店と住居が残った。

今はもうないけれど。

母は１０人兄弟の末っ子で、私には２０人以上の従兄弟がいるわけだけど、生まれたときから一緒に暮らしたヒデおじさんは親戚の中でも一番近いおじさんだった。

おじさんにとっても、姉と私は一番近い姪だったろう。

昨日、そのおじさんが死んだという知らせが入った。

大人になるにつれ、古い考えかたで、男尊女卑なところもあって、頑固オヤジで、酒癖の悪い人だとわかるようになったけど、嫌いだと思うことはなかった。

姉の結婚式でも予想通り悪酔いしてめんどくさいことになったけど、姉の晴れ姿を見て泣いてしまったおじさんは憎めない人だと思う。

そういえば、３０を過ぎた私に今年の正月もお年玉をくれた。

もらう私も、あれだが……。

もう生きているおじさんには会えないのだからと急ぎの帰省は迷ったけれど、やっぱり帰ることにした。

久々に新幹線に乗る。

08/27 (Fri) ｢老後の不安｣

こないだ、７０代後半の女優さんとお話をしました。

そのかたとほぼ同世代の俳優さんの話になり、

「さぞかし将来が不安でしょうね」

と言っていました。

７０を越えたら将来なんて無いなんてことは思わないけれど、我々の世代から聞こえてくるような響きを感じたのでハッとしてしまいました。

自分のおじいちゃんとかおばあちゃんは、もっと達観していたというか……

「まあすぐにお迎えがくるだわ」

なんて、冗談でも本気でも言っていたんですよね。

よく、役者は実年齢より若々しいものだと聞くのが、頷ける。

こないだ参加した飲み会でも制作さんがとある８０代の女優さんの話をしてくれて、

「私、老後が心配なの……」

と言われたそうです。

恐らく、老後の基準は年齢ではかるのではなく、体の自由が利かず舞台に立てない頃を老後としているのでしょうね。

なんだか素敵。

08/26 (Thu) ｢真夏の親友｣

自転車撤去の看板てあるじゃないですか。

道端でよく見るでしょ。

いつ撤去したかとか、収容先の地図とか、罰金額が書かれてるやつ。

緑色のね。

一昨日、夜道を自転車で自宅に向かって漕いでいたら、サラリーマンがその看板に話しかけていました。

親友にまたなと挨拶するように、拳で看板を小突いてました。

この暑さだもの、看板を親友と見紛うこともありましょう。





いや、ないな。

うん、ない。

みんな、水分摂ろうね。

08/23 (Mon) ｢秋なり｣

こんなに暑い毎日なのに、ユニクロではヒートなんとかが、コンビニではおでんが売り出しました。

こんなに暑いのにね。

ビールも……



秋味だろうが、夏味だろうが、まあ、暑いと美味いよね。

こないだの日記に買いた、巣鴨でお参りしたかたの奥さんが律儀に検査結果を報告してくれました。

良性の腫瘍だったから、心配ないって。

よかった。

巣鴨にお礼言いに行かなきゃなぁ。

早く涼しくなればいいのに。

08/21 (Sat) ｢しばし忘れて｣

玉川上水にやって来ました。

久々にダンスレッスンに復帰です。

少し早く着いたので、水辺までおりてみました。



涼しい。

蝉の声が、今日はやかましく感じない。

田舎はいいなぁ。

どこか、その辺のお宅にお邪魔して昼寝でもしたい気分。




あ、今から踊るんだった。

いってきます。

08/20 (Fri) ｢チャレンジャー｣

飲み物を作る会社っていろいろあるけれど、常々ダイドーはチャレンジャーだと思ってきました。

どうなの、コレは。



甘そう……。

08/19 (Thu) ｢お持ち帰り｣

今日は、来年の春に出演するラズカルズの座長と打ち合わせでした。

俳優教室の１コ先輩です。

出会いは、私が俳優教室のオーディションを受けた日に先輩がお手伝いをしていたのでした。

だから、かなり古い付き合いであります。

思えば……たぶん、あのオーディションの日から惚れられていたんだろうな。

たぶんね、たぶん。

今日は、恵比寿で写真展を見て、池袋で映画見て、モツ鍋食べて帰りました。

一日、あれこれご馳走になっちゃいました。

やっぱり、惚れられてるな、これは。

そう確信した私は池袋での別れ際、「あれ？私をお持ち帰りしないんですか？」と一応確認してみました。

「……うん、鞄に入らないや」

と言って帰っていきました。

08/17 (Tue) ｢健康祈願｣

ちょいと用事で巣鴨に立ち寄ったので、お参りしてきました。

緊急でお願いしたいのはこないだお世話になった方の旦那さんの分、子供のときから可愛がってくれた母の友人の分……あと、両親、姉夫婦、甥っ子たち……それから、それから……。

いやぁ、欲張ったなぁ。

みんなが健康でありますように。

08/15 (Sun) ｢近所の路地｣

とま……。

とま、とま、とま、とま……。

あ！とまとか！





まあ、そんなわけはない。

もう何年もこのまま放置されている。

08/13 (Fri) ｢出ます｣

来年の春に芝居に出ることになりました。

さっき決まりました。

はー、久々に役者がやれる。

１０年ちょっと演劇に携わってきて、一番関わった作家かもな、この人は。

とは言えね、そりゃ、愛さんは別格ですよ。

同世代で戦友的な作家なんす、彼は。

監禁して執筆させたり、シャノアールでわけのわからないオーディションをしたり……こうして書いててもよくわからない。

だから、久々の出演が彼の作品で、正直すごく嬉しい。

本人には言わなかったけど、今後も言うつもりはないけど、嬉しかったです。

やるぜ！

08/12 (Thu) ｢ガンバレの日｣

昨日、高校時代からの親友が男の子を出産しました。

親友の息子の誕生日である昨日、８月１１日はガンバレの日らしい。

バイト先のカレンダーに書いてあった。

なんか、いい日っぽいので、お祝いメールにガンバレの日らしいよと書いたわけだが……なんだそりゃ？という気持ちを拭えぬまま送信したのもあって、気持ち悪い。

ウィキペディアで調べました……



ガンバレの日(日本)

1936年8月11日に、ベルリンオリンピックの女子200m平泳ぎ決勝で、ラジオの実況をしていた日本放送協会の河西三省アナウンサーが前畑秀子選手に「前畑ガンバレ」と20回以上連呼し、日本中をわかせたことに由来。

前畑は優勝し、日本人女性として初めての金メダルを獲得した。



……ということらしい。

昔の映像がなにかで「前畑ガンバレ」は耳にした記憶はあるなぁ。

なんだ、やっぱりいい日じゃん、よかった。

ただ、日本人は「ガンバレ、ガンバレ！」って言われながら育つから、頑張りすぎない穏やかな人生でありますように。

マッキーよ、お疲れ様。

出産おめでとう！

08/12 (Thu) ｢行列の出来る店｣

なんか貰えるんだろか。



なんか安いんだろか。

08/11 (Wed) ｢壷orルビ｣

先日、焼肉屋で見たメニュー。



下から二番目「壷かルビ」。

……壷orルビ。

はー、今日も蒸し暑いなぁ。

08/09 (Mon) ｢悩む｣

一応、ここのところ、毎日パソコンに向かっています。



眠いけど。

そしたら、３ページ進みました。

グチグチ悩んでないで、前向きに悩みます。

08/08 (Sun) ｢夏、終わってもいいぜ｣

昨日は、最後のバンドを見るまで体力が持たず、お目当てのアーティストを見て挨拶して帰りました。

ひたちなか市の広ーい海浜公園で自然に囲まれて、気持ちよかったです。

エレカシかっこよかった……。

お目当てのアーティストも、素敵でした。

大体、一組３０分くらいしか持ち時間がないから、少し寂しい感じでした。

近藤さんとビール飲みながらぷらぷらして……。

帰りのスーパーひたちからは三回も花火が見えて、思いがけず夏しました。

だから、もう夏は終わってもいいぜ。

早く涼しくならんかなぁ。

08/07 (Sat) ｢アゲアゲな日｣

先程、勝田駅に到着しました。

茨城県の水戸の先であります。

ROCK IN JAPANという、野外の音楽フェスにやってきたわけです。

遊びじゃありません。

遊びでこんなところまで来るお金なんて……ないし。

年明けに演出助手をする芝居の音楽担当をしてくださるアーティストに会いに来たのです。

主宰の近藤さんの計らいで、スーパーひたちのグリーン車に乗りました。

人生初グリーン。

入手困難なチケットも、くれるんだな。。

そりゃ、仕事相手として割に当たり前なんだろうけど、こんな待遇受けたことないんだもん。

面白い芝居を作る！

テンションが上がる一日であります。

08/06 (Fri) ｢下北沢の味｣

近藤さんと来年の芝居の打ち合わせをしに、下北沢へ。

日曜まで居た芝居の街が、終わると違うなぁ。

ちょっと他人みたい。

公演中にご馳走になったトリソバが食べたくなって、打ち合わせの後に一人で新雪園に行きました。



美味しいー。

昼間は暑さで珍しく食べなかった私。

このサッパリしたスープがいい。

下北に来たら食べたい味になっちゃいました。

08/05 (Thu) ｢熱いね｣

青年座の黒崎照と池袋でご飯を食べた。

西武百貨店の屋上のビアガーデンで。

新宿から私鉄で割と行ったところに住んでいるくせに、自転車で来たらしい。

変なやつ。

まあ、練馬区内から下北沢に通っていた私も似たようなもんだけど。



今は、書きかけの、ほとんど序盤しかない台本を読んでもらっている。

暇だから、日記にしました。

08/04 (Wed) ｢あったか～い、くやし～い｣

あまりに暑くて、自販機の前で足を止めました。

おーい、お茶の缶が１００円。

とにかく水分くれっ！と１００円をぶち込んでボタンを押しました。

熱っ！

缶が熱い……。

あったか～いなんて、この時期に買うヤツは居るのっ！？

くやし～い。。。

08/04 (Wed) ｢秋空｣

久しぶりに早朝から起きて家を出ました。

あれ、空が高い。

一昨日、荷返しを終えてビールで乾杯してホッと気を緩めた時に、

「夏が終わった気がするね」

と、あめくさんが言ったんだけど。

ホントに空が秋を連れて来ている。

まだまだ蒸し暑いのにねぇ。

08/03 (Tue) ｢次始まりました｣

今、帰りの電車です。

姦しの公演が終わり、今日は観劇へ。

なんか、微妙に眠れない毎日を過ごしてます。

年明け早々に近藤芳正さんのバンダラコンチャで演出助手をするので、近藤さんと出演者のかたの芝居を観にきたわけです。

劇場で平田敦子さんにお会いして、「なんか、演出助手やってたよね。チラシで名前見つけて、これはあのヒオキかな？って思ってたんだ」と言われて、別に褒められたわけでもないのに嬉しかった。

平田さんとはやたら劇場で会うなぁ。

昨日の迎え酒で胃を休めるつもりが……終演後に打ち合わせだと居酒屋へ。

近藤さんの頭の中は少しずつ具体的になっていて、面白いことになりそうだ。

週末は近藤さんと夏フェスに行きます。

音楽を担当してくださるかたに挨拶してきます。

あー、動いてる。

やるぞ！

08/02 (Mon) ｢迎え酒｣

千秋楽のあと、打ち上げでヤバいくらい飲んで、赤堀さんと話していたら感極まって少し泣いた。

チャリンコを下北沢に置いて那須さんとタクシーで帰宅。

昼過ぎまで珍しく二日酔いに苦しみながら下北沢へ。

下北沢から自宅までチャリンコを一時間こいで酒を抜き、４時からボードビルの稽古場で荷返し。

荷返しのあと、あめくさんと迎え酒。

脳がストップしそうなくらい疲れてるのに、爆笑しまくりました。

うぃ。

そろそろ、ホントに脳がストップしようとしてる。

ホント、楽しかったな。

08/02 (Mon) ｢戦え｣

酔っ払いました。

下北沢から自転車でも帰れたと思うんですが。

危ないし。

タクシーなら那須さんと話しながら帰れるし。

下北にチャリンコを老いてきました。

あー、うまく変換できない。

置いてきました。

赤堀さんが、４０代の姦し姉さんたちが、戦う姿をみせてくれて、今の私は熱いよ。

戦わなきゃ。

私は、泣いても笑っても、あんな大人になるんだ。

芝居の幕が降りました。

とりあえず、お休み！

08/01 (Sun) ｢姦し千秋楽｣

姦しい－かしましい－とは、「やかましい」と言う意味の形容詞らしい。

恥ずかしながら、劇団名を聞いた時にコッソリ急いで辞書を引いた。

劇団姦しの先輩がたをやかましいと思ったことは、私はない。

……先輩がたが怖いわけではない。

私が女だからかな。

三人が楽しそうになんやかんや話しているのを見ていると、あんな大人になりたいと思う。

まあ、とうに私は、赤堀さんと同じペースでジョッキをあけられるような大人ではあるけれど。

本日は千秋楽！

08/01 (Sun) ｢ 昨日、つーか、今日、つーか明日。｣

あら、また日付が変わっちゃった。

今日、つーか、もう昨日だけど、私の転換に初日が来た。

姦しは、旗揚げしたての劇団ですから、役者も制作も演出助手もそれぞれが何でもやります。

演出助手の私も、場面転換で舞台に上がっておりまして……作品に影響するようなヘマはないまでも、決して成功とは呼べない情けない日々でありました。

こんなに転換苦手だったかな、私。

芝居の初日はとっくに明けたのに、私にはずっと初日が来ず……今日の、それも夜公演でようやく我ながら納得な転換ができたのでした。

明日、つーか、もう今日なんだけど、千秋楽であります。

やっと初日が来たのに、もう千秋楽。

とほほ。

終わるの淋しいなぁん。