04/09 (Sat) ｢ トゥモロー トゥモロ～♪｣

朝、テレビを点けたら「ミュージカル・アニー」特集。

私は、高校生のころにミュージカルを見はじめました。

地方ツアーに来るのは子供キャストがツアーに出られる夏休み。

テレビでこの番組を見て、泣きながらチケット予約をして、夏休みを楽しみにしたのを思い出します。

あの頃は、篠崎さんという日本人の演出家で、子供だからと特別に扱わず大人キャストと同じように厳しく演出するとか言って必ずアニーを泣かすんです。

それを見ると、ついチケット予約しちゃうの。

孤児のアニーを養子に迎えようと決めた大富豪のウォーバクスさんが、自分の子の印に元々アニーがしていたネックレスを外して新しい高価なものを着けてやろうとするシーンの稽古で必ずね。

古いネックレスは、孤児院の前に赤ん坊のアニーを置いていくとき、いつか迎えに来たときに他の子と間違えないようにと両親が首にかけてくれたものに違いないからと泣きながら訴えるんです。

一方、これまで家族を持たず会社を大きくすることやお金を稼ぐことに夢中になって生きてきたウォーバクスさんは、アニーと出会って自分の孤独さに気付いたの。

だから、そのあと自分の財力をフルに使ってアニーの両親を探そうと決めるウォーバクスさんが切ないんだよなぁ。

両親を探そうと言われ、びゃーっと泣くんだったと思う。

ここのアニーの演技が重要なのは分かるんだけどね。

「アニーは、どうして涙が出るんですか？どうしてですかー？」

と、デカイ声で聞くんです。

大人の男のデカイ声は怖いでしょ。

しかも、子供扱いしないから必ず敬語で。

「ウォ、ウォーバクスさんがぁ……」

と既に恐さで泣いちゃってるアニーに

「なんですかー？大きな声を出さないと聞こえないですよー？」

とまたデカイ声で畳み掛けるの。

泣くよ、これは。

子供扱いしないっつって、逆に大人にこんなことしないだろ。

でもね、最年少孤児のモリーも発声練習で泣かされてたりして、見てるこっちも泣いちゃうんだなぁ。

あー、懐かしい。

ちょっと見たくなってきた。

ミュージカル、いいよなぁ。