06/15 (Mon) ｢ぶっきらぼう｣

病院に行ってきました。

いつものじいさんの診療所は休診日……一体いつ行けばいいんだ。

そこで、いつもじいさんが休みの日に行く診療所へ。

入口の前に貼紙一枚。



ご時世でございます。

しかしね、締め出された気分ですよ。

海外には行ってないが熱は微熱……鼻水の症状が少し引っ掛かるような……。

風邪ひいてりゃ、誰しも何かしら引っ掛かるだろう。

貼紙に従い、区の発熱相談に電話。

結構簡単なことしか聞かれませんでした。

微熱だしね。

普通の診察でＯＫと判断をしていただくも、熱のある身体で院内に入るのはなんともビクビクするものです。

「誤解しないでね、私は風邪なのよ」と。

自転車で走行中にお巡りさんに呼び止められた時の気分に近いかな。

盗んだ自転車ではないのだから堂々とするべきなのに、防犯登録を確認する間はつい愛想がよくなってしまう。

そんな感じで心の中はヘコヘコとへつらいながら診察室へ。

「で、今日はどうしたんだい？」

そう、ここの先生は喋りが何故か江戸前でぶっきらぼう。

眉間にシワがよっていて顔が怖い。

思い当たることと言えば、髪の毛を乾かさずに寝てしまったことでしょうか。

「うーん、あんたの言う通り風邪だな」

ノドが痛くて、昨日は寝付けませんでした。

「そうかい……ノドが真っ赤だな。トローチは舐められるかい？」

はい、トローチ欲しいです。

「そうかい。甘くて苦手って人もいるからな。粉の薬は飲めるのかい？」

粉薬は苦手です。

「そうかい……」

……ていうか、先生ってば、こんな怖い顔してすごく優しい。

有無を言わさず粉薬を出しそうな顔してるのに。

熱っぽくて弱っている時にぶっきらぼうな口調も手伝って、惚れてしまいそうじゃないか。

ホント、粉薬が飲めないんですよ、私。

薬飲んで眠ったら、随分楽になりました。