08/06 (Sat) ｢また書くけど｣

忙しくて、書いてなかったこと。

テレビで取り上げなくなったニュースで、気になるものをネットでチェックしてるんですね、私。

で、また、あのイギリス女性の事件なんですが。

第一審で市橋被告が無期懲役になり、日本の法律ってこういうものなのか……と思った人多いですよね。

私もですけど。

そもそも、検察側が死刑を求刑して無期懲役の判決が出たのではなく、はなから無期懲役を求刑したんですよね。

検察もそのへんが妥当という見解なのかって驚きました。

私は、この裁判は死刑になるかならないかを決めるものと思ってました。

だから、ネットでも過激に「甘い！死刑にすべきだ！」なんて書き込みしてる人、沢山いますよ。

ていうか、あまり過激と感じなくなりつつあるかも、私。

これって、世論や思想が死刑制度を認める流れにあるってことでしょうね。

私は、声を大にして死刑にすべき！とは怖くて言えずにいるんですが、遺族や被害者に感情移入して死刑にしたほうがいいかもと思うことが少なくなくなりました。

振り返れば、光市母子殺害事件は死刑判決がおりたわけだけど、お母さんに対して行った罪は強姦致死に留まっていて、加えて赤ちゃんを殺害したことによる罪の多さで死刑判決なんですよね。

致死って「うっかり思いもよらない不可抗力的殺人」て感じで、やっぱり腑に落ちない。

で、そんな気持ちで読んだ最新の記事。

たしか８月２日だったと思いますが。

土下座して、罪状を認め、泣いて詫びた市橋被告は、無期懲役とする一審の判決を不服として控訴したそうです。

……不服？

どう不服なのかしら。

「悪いとは思ってるけど、そこまで重い罪じゃないっしょ。だって致死だし」

ってこと？

それとも、

「法廷で見てもわかったと思うけど、逃亡期間で既にあれだけ反省しているのだから、更正にはそこまでの期間は必要ない」

ってこと？

控訴は日本の法律で認められた容疑者の権利なんでしょうけどね。

この事件の場合、控訴するのってどうなんだろ。

控訴して無実を訴えたいわけでもなくて、彼がやったことは明白で、本人も認めていることでしょ。

控訴すること自体に誠意や反省が感じられない。

彼がどんなに更正したところで、反省したところでリンゼイさんは戻らないんです。

死刑でないのなら、生きている限り償い続けるということでしょう。

本当に罪の意識があるのなら、死ぬより過酷なんじゃないかしら。

服役期間に不服とか言ってんじゃないよ。