03/11 (Tue) ｢今日は｣

3.11 14:46

先ほど、稽古を終えてFacebookを開いたら、友人が「今生きている場所で黙祷しましょう」と書いていました。

あの日、その日のうちに愛知県から被災地へ支援に駆けつけた自衛官の友人です。

後日彼女が話してくれた、ご遺体を安置所まで運んだ話、今でも忘れられません。

今日、その時間、私は稽古していました。

その時間が訪れたことも、過ぎたことも気づかずに。

私たち東京に住む人もまた、被災者だと私は思っています。

震災後の数週間は、精神的にほんっとうに参りました。

もちろん、家をなくしたり、家族を亡くした方に比べたら、遥かに条件は違います。

でも、だからこそ、命があること、こうして稽古に通えていることに改めて感謝します。

そして、あの数週間を経験したからこそ思うんです、数週間どころかまだまだ仮設住宅で暮らしておられる沢山の方々はどうやって不安と闘っているのだろうと。

たった数週間でも、スーパーに食材がなかったり、電車に明かりが点いていないことが、不安で仕方なかったのに。

明日が見えない、思い描けないのは、辛い。

あー、たまらないです。

たまらないです。