06/17 (Tue) ｢午前中に起きたこと｣

先ほど携帯をネットに繋いだら、今日、宮崎勤死刑囚の死刑が執行されたというニュースが載っていました。

８８～８９年にかけて発生した連続幼女殺害事件。

私は１０歳ぐらいで、ニュースで宮崎勤の顔を見て震え上がったような覚えがあります。

神戸の事件の残虐性も非常に恐ろしいけれど、大人になってから起こった事件とは違う。

ニュースなんかにわざわざチャンネルを合わせるようなことしない年齢でこれほどの印象、ショックを受けた事件て少ないと思う。

今日執行されたということは午前中の、まだ私が眠っていた頃だろうか。

死刑が確定してから２年４ヶ月。

鳩山法相が就任してから、死刑確定から執行までの期間がかなり短くなっているそうです。

これまでは７年ぐらいが普通だったんだって。

死刑判決を受けて自分の罪をみつめる期間として、２年４ヶ月って短いんだろうか。

殺された子たちは生きていれば成人しています。

中学校・高校を出て、大学に行ったり就職をして、成人式を向え、今頃は社会人。

家庭を築いていたかもしれない。

遺族にとっては長い時間でしょうね。

早く死刑になったから遺族の悲しみがどうなるってわけじゃないけど。

死刑の決まった死刑囚が長い期間かけて反省したり更生したりすることって、どれほどの意味があることなんだろう。

「我々の税金で死刑囚にタダメシを食わせてないで、早く執行しろ」と過激な書き方をしているブログもありました。

死刑は被害者の敵討ちじゃないから、心からの謝罪の念を抱いて死んで欲しいとも思う。

その一方で、奪われた期間も生きていたのだと思うと、許せない気持にもなる。

もしくは、反省したって被害者は帰らないんだから、なんて気持にもなる。

どれも、間違っているようには思えない。

正しいという確信もないが。

陪審員制度が始まって、陪審員になっちゃったら、私は眠れないような気がします。