08/12 (Wed) ｢夏休みの夏目漱石｣

昨日の日記に書いた「吾輩は猫である」ですが、なんやかんやと読み進み、目の奥がじわっと疲れました。

やはり、小説を携帯で読むというのはしんどい。

便利だし、何よりタダなんですけどねぇ。

結局、遅くまでやっている本屋へ自転車を走らせました。

夏休み（私には夏休みなぞないが）に夏目漱石を読むなんて、まるで高校生。

私の勝手なイメージですが、夏休みの夏目漱石なら「こころ」だろうに……と思いながら猫を探しました。

もはや「吾輩は……」と書くのも面倒なので猫と書きます。

ワガハイを変換しても吾輩が出てこないんだもの。

どうやら世間も同じ考えらしく、新しいデザインで装丁された「こころ」の文庫は平積みされていたけど、私が所望した猫は私が高校時代のデザインのままで棚に一冊だけでした。

分厚い。

それほどでもないんだろうけど、私にとってこの厚さは分厚いんです。

だからだ。

だから高校生の時に読まなかったんだなぁ。

昨夜は久々にゆっくり過ごせたので、たくさん読めました。

やっぱり、本は手に持って手でめくるんだよ。

昨夜の読書、夏休みの高校生と決定的に違うのは作品が猫なことではなく、頂き物のビールをチビチビしながら読んだことです。

大人っていいな。