01/26 (Sat) ｢1/26（土） ありがとう、卯波｣

銀座の卯波が昨日で閉店しました。

俳人の鈴木真砂女さんのお店です。

残念なことに、真砂女さんにお会いすることはなかったんですけど。

私がお世話になったのはお店を引き継いだお孫さんの宗男さん。

真砂女さんの娘さん（ムネオさんのお母さん）が文学座の女優さんであることもあり、女優さんが多く働いていて、都合のつく時だけ日雇いで働けるナイスなお店でした。

何度救われたことか。。

今日は、そんな卯波の新旧スタッフが揃っての慰労会？っていうんでしょうか。

冷蔵庫のものを食べきっちゃおうという企画でした。

もちろんお腹をすかしていきました。

銀座のプランタンの通りを歩くとこんなお稲荷さんがあること知ってます？

なんか、いいですよね。

このお稲荷さんを目印に小さな路地へ入るとお店があるんです。

今回の店じまいは、都市開発とやらでこの辺りのお店がいっせいに立ち退くことになったのです。

並びのお店も魚屋もなくなっちゃって寂しい路地でした。

お店に到着すると、最近頻繁にアルバイトしているヤングたちがお手伝いしながら、ムネオさんと仕込み中でした。

料理のいい匂い。。

 

私が頻繁に雇ってもらっていた頃のメンバーも沢山いらっしゃって、「今どうしてるのー？」なんつって。

同窓会みたいでした。

私を紹介してくれた文学座の山本郁子さんも久々にお会いして、懐かしい話に花が咲きました。

お料理もおいしかった。

これはいつもの定番メニュー、新じゃがの揚げ煮。

このほか、刺身、煮物、鍋物、焼き物……食べきれないくらい。

冷蔵庫のものを食べきろうって言っていたのに、築地へ仕入れに行っていたらしい。

どおりで、季節のものも出てきたし、お刺身もサイコーだった。

味わうほどにお店がなくなるのが惜しいと思いました。

しかし、真砂女さんが過ごしたこの場所でなければ、店を続ける意味がないということで、移転の予定もないそうです。

ホント、惜しい。

１１月に最後に働いた分のお給金を戴いて、コートのポケットに押し込んだ。

こんな風に手渡しでお給金を戴くことって、この先はもうないかもしれないですね。

そう思ったら、すぐに財布に入れるのが悲しくなったんす。

これから困った時はどうしたらいいのだろうなんて思ったりして。

いいかげんしっかりしろ、私。。

ありがとう、卯波。

 

※人気blogランキングに参加しています。

ありがとう、クリック。 →