03/25 (Sun) ｢3/25（日） 門出スペシャル｣

なにがスペシャルかって、ただ今日の日記は長いってだけです……ご覚悟を。

 

この時期、バイト先では大学生が辞めていく。

万年人手不足な池袋の店でも、ギリギリまで助けてくれた新卒生の子が今日、最後の勤務でした。

今年の子たちの多くは、私が仕事を教えてたりします。

今の店長がやってきた時に、同じ年齢の子達はいっせいに反発を起こしてやめていき、残った私はお局みたいになっちゃったのさ。

朝、寝ぼけ眼で店に着くと、昨日が卒業式だったという子がわざわざ顔を出しに来ました。

｢ヒオキサンのおかげで頑張れました」

とか言っちゃって。

挨拶に来たわけ。

……かわいいじゃねーか。

 

昼前、最後の勤務を終えた子も同じように挨拶をして帰って行きました。

彼は大学一年の夏休みからこの四年の春まで長く一緒に働きました。

あまり口を利かない、あの北村弁護士みたいな雰囲気の子です。

あまり笑わないので、嫌われているのかしらって思うくらいだったのに。

とてもいい笑顔で

｢ヒオキサンがいたから、なんとかやってこられました」

だってさ。

……なんだ、かわいいんじゃねーか…その笑顔、もっと早く見たかったぜ。

 

今日はちょっとモテ子気分だったよ。

新しい生活への期待に胸を膨らませる笑顔は素敵であります。

そんな風に思う年齢になったってことだ。

 

東京で一人暮らしを始めた18の春。

私はどんなだったっけか。

一人が怖くて、寂しくて、毎日ドキドキでありました。

公演で新しい仲間と出会う時の気分と似ているかもしれないな。

 

彼らの門出を、心から祝福したい。

がんばっておくれやす。