08/29 (Fri) ｢いつかの可能性｣

今日は、稽古見学に行ってきました。



平田満さんのプロデュースで、奥さんの井上加奈子さんと大谷亮介さんの三人芝居。



作・演出は青木豪さん。



この豪華メンバーで新宿の小劇場で公演するってのが、すごい。



ラム☆天が使うくらいの劇場ですよ。



こりゃ、お客さんは大喜びだろうなぁ。



プロデューサーはどんな座組でも大変なもんですが、休憩の度に平田さんはあちこちに電話してらっしゃいました。



パンフの入稿日に関してとか。



ラム☆天じゃ無理だけど、平田さんなら誰かにやっとけとか言っても良さそうなものだけど。



しかも、プロデューサー自ら居酒屋に置きチラシまでなさっているそうな。



そういう情熱ってスバラシイ。



養成所時代、加藤さんの公演のお手伝いで本多劇場の受付にいると、草村礼子さんが劇場の前でご自身の一人芝居のチラシ配りをなさっていました。



当時は映画「Shall we ダンス？」の先生だぁーとミーハー気分だったから、よく覚えています。



背筋をシャンッと伸ばして笑顔でチラシを配る姿は駅前のビラ配りとは違うわけです。



いつまでも、情熱を持ち続けたいもんだ。







ところで、井上加奈子さんがラム☆天を知っててくださって、びっくり。



残念ながら、まだ観てもらえてはいないのだけど。



出演者の箱木さんのお知り合いで、ＤＭが来ていたけどこのプロデュースの準備で忙しかったみたい。



忙しくて観られないなんてのは、よく聞くけどさ。



普通、箱木さんの芝居に行けなかったという記憶しか残らないでしょ？



「ラムネ☆天色堂って劇団を主宰しています」



と言ったら、



「ああ、ラムネ☆天色堂？箱木さんが出てたのよね？」



なんて思いだし方ってのはさ。



心にとめててくれなきゃ、こうはならないでしょ？



きちんとチラシ見てくれてるんだなって思ったら、うれしいじゃない。



もちろん、ラム☆天だから覚えててくれたってワケじゃないんだけどさ。




一つ一つやってきたことは一人よがりではなくて、近くても遠くても、「いつか」が０％ではないんだから。