05/03 (Sun) ｢水｣

昨日、先輩にスナックに連れて行ってもらった。

先輩の行きつけのスナックを二軒はしごしました。

まずは一人で「一人ですけど、いいですか？」と言いながら入ってみろと言われ、もじもじ中に入りました。

「どうぞどうぞ」

と母親くらいの年齢のママさんが招き入れてくれる。

スナックというところは、おじさんが行くものだと思っていたが、店の客皆でワイワイ話しながらお酒を飲むのは面白い。

スナック、あうかも。

思えば、中学の時分から友達のお母さんと仲良くなるタイプでした。

上京してからも、田舎に帰省する折りには海外に留学している友人宅に上がり込み、友人のお母さんとお茶したりした。

だから、ママさんと話すの得意かも。

二軒目でも、まずは一人で入るよう言われ、もじもじと入店。

カウンターの外にいたママさんが席を空けてくれたので座ってビールを頼んだら、

「子供じゃないよね？」

と確認された。

スナックの照明だと、そう見えるのだろうか。

「先月で３０っす」

と返すと、

「男の子？女の子？」

と聞かれました。

「女子っす」

スナックの照明がそれほど暗いとは思えないが……。

お話をしているとお客さんたちも、ママさんも、普段どんな生活をしているんだろうとか、そういうことが気になり始める。

スナックのママさんならではの恋愛とかさ。

でも、なんとなく聞けなかった。

帰りの電車で先輩にそのことを言うと、絶対に聞いちゃいけないことだと言われました。

水商売ってだけに、ホント水のように、そこで過ごした時間は執着するものを何も残さずに流れるんすね。